
堺市南区のニワダニの郷は、2012年9月にコアー建築工房が街並みを作り、そこにコミュニティーを形成する試みとして誕生しました。
ニワダニの郷には5邸のお住まいが建てられていて、50代の夫婦一組と30代の子育て世帯4組が住んでいます。
2011年12月 竣工
- ■ 延べ床面積: 162.50㎡(49.15坪)









町並みの美しい郷
日々楽しく過ごしております。
やっぱり同じ家に興味を持っていて好きなところが似ているので、自然とそこから仲良くなるのが早いですね。
子育て世帯がほとんどなので、「あそこの部分危ないと思うけど、どういう風にしているの?」とか、いろいろ情報交換しています。
すごく良い雰囲気の郷なので、個々の家だけでなく町並み全体で良い町になっていけたらなと思いますね。
コアーさんがきちんと作った家ですから、景観をきれいなままにしておきたくてみなさんまめに掃除をしたり庭をしっかり手入れしたりしています。
街灯をつけているとすごく絵になるんですよ。
やっぱり町並みとして暗いと寂しいので、寝るぐらいの時間までは電気をずっとつけておくなど、そういうところも意識しているつもりです。
30年後も味わい深く愛される家
最初はいつか建てようと思っていただけでした。
家を建てるのは夢だったので、だからこそ後悔したくなくて、注文住宅で建てたいという想いはすごくありました。
たまたまフリーペーパーを見て家に持ち帰って、資料を請求したんです。
実際には土地とのご縁もあり、思っていたよりも早く建てることになりましたね。
仕事柄、普通のハウスメーカーさんで建てた家が20年後、30年後にはどうなるか大体知っていたんです。
なので、どちらかというとお寺とか神社仏閣のような感じで、年数がたった時に味が出てきたなって思える家を建てたいという気持ちがすごくありました。
コアーさんの建築は、その思いを叶えてくれそうだったので安心して任せることができましたね。
建築している過程を見てきて、本当にひとつひとつの作業に手が込んでいて、すごく時間をかけて作っていただいていました。
せっかくもの凄く大変な思いをして建てていただいているので大事にメンテナンスをちゃんとしていきたいと強く思いました。
遊び心とゆとりのある家
書斎の本棚をたくさん作って欲しい、登り棒をつけて欲しいお風呂から坪庭が見える感じにして欲しいなど、設計の要望はたくさんありました。
妻は洗面台のスペースに自分が身支度できるちょっとした場所が欲しい2階の窓際で本を読んだりお茶をしたりできるベンチのようなものが欲しいと言っていましたね。
出来上がりは想像していた以上に本当によく作って下さっています。
ですが、丁度赤ちゃんが生まれたばかりなので、今は洗面台の横のスペースはオムツ替えのスペースになっています。
2階のベンチは、一緒に絵本を読んだり景色を見たりして活用していますね。