堺市の中学生に「住まいづくり」の仕事を伝える出張授業を実施~建築を通じて、地域で働くこと・暮らしを考えるきっかけを提供~

株式会社コアー建築工房(本社:大阪府堺市、代表取締役社長:谷 直人)は、2025年12月11日、堺市立美原中学校の2年生約20名を対象に、出張授業を実施しました。
本取り組みは、同校が進めるキャリア教育の一環として行われたものです。美原中学校23期生では、「働くことの意義」を”社会性(人とのつながり)・個人性(能力や適性)・経済性(支出と収入)”の3つの観点から学んでおり、地
域で実際に働く企業の話を聞くことで、生徒たちが将来についてより具体的にイメージすることを目的としています。
当日は、コアー建築工房の常務取締役の千原 徹が講師を務め、「住まいや間取り図について学ぼう~設計入門・基礎知識編~」と題した授業を実施しました。
授業では、
・昔から受け継がれてきた“こよみ”の知恵
・季節と太陽の動き、風や地形といった自然条件
・日照や影、周囲の建物との関係性
などを紹介しながら、住まいづくりが人の暮らしや地域、自然と深く関わる仕事であることを伝えました。
後半では、その後、生徒たちは実際に簡単な間取り図づくりを体験し、建築の基礎に触れました。
参加した生徒からは、
「家をつくるのはとても複雑だけど、それを考えるのが面白いと思った」
「間取りの書き方を初めて知り、家に興味がわいた」
「建築という仕事に関わってみたいと思った」
といった声が寄せられました。
授業後のアンケートでは、74%の生徒が「とても興味を持った」「興味を持った」と回答し、住まいや建築を通じて、働くことへの関心が高まった様子がうかがえます。
コアー建築工房は、「家は完成して終わりではなく、暮らしとともに育っていくもの」という考えのもと、地域に根ざした住まいづくりを行ってきました。
今回の出張授業も、建築という仕事を知ってもらうことだけでなく、世の中にはさまざまな仕事があり、多様な生き方や将来の可能性があることを伝えたいという思いから実施したものです。
今後もコアー建築工房は、地域社会の一員として、次世代を担う子どもたちに向けた学びの機会づくりを通じ、暮らしと社会の未来に貢献してまいります。