コアー建築工房の家づくり / Create
コストと工夫
Cost
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「コアー建築工房の家の価格は安くない」、 そう感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、わたしたちは価格だけを追い求めるローコスト住宅を目指しているわけではありません。
それは一生に一度の家づくりで、お客さまに後悔してほしくないという強い想いがあるからです。
品質を犠牲にしてしまっては、本当に価値のある住まいとは言えません。
それではなぜ、コアー建築工房では国産木材をふんだんに使い、熟練の職人の技を活かしながらも、 適正な価格で、価値ある家を提供できているのでしょうか。
その背景には、わたしたちが長年かけて育んできた家づくりに対する哲学と、 目に見えないところにまで込められた、 数々の工夫と手間暇があるのです。
受け継がれてきた“かたち”には、理由がある。

コアー建築工房の家には、ある程度かたちづくられた「基本仕様」があります。
それは長年の経験と知恵から導き出された、無駄のない最適解と言えます。
風が抜けやすい間取り。 陽射しをやわらげる軒の出方。
日々の暮らしに耐えるべき場所は、しっかりと頑丈に。
こうした一つひとつの積み重ねは日々の暮らしへと寄り添い、やがてはメンテナンスの手間を減らし、 住まいの寿命を延ばすことにもつながっていきます。
「いつも心地よい」と感じられる空間には、目に見えない理由があるのです。
経験を重ねた職人の工夫を凝らせた設計により、無駄を省きながらも質を落とさず、価格以上の価値ある住まいを実現しています。
設計・施工の一貫体制。

コアー建築工房の家づくりは、設計から施工までを一貫して社内で担う体制を基本としています。これにより設計者の意図が現場に伝わりやすく、細部まで計算された美しい仕上がりを実現できます。
また、コアー建築工房には熟練の大工をはじめとする職人がいます。彼らは長年にわたり、わたしたちと共に家づくりに携わってきた信頼の厚い仲間です。
その理由のひとつは、現代の建売住宅で施工が簡便化され、多くの技術が不要とされるなかでも、日本古来の技術や職人を絶やさないため。もうひとつは、決して失われてはならない技術を継承していくためです。これもわたしたちの大切な役割だと考えています。
コアー建築工房には、そんな職人を大切にし、共に家をつくる文化があります。
熟練の「手仕事」は家づくりの根幹を支え、それはわたしたちの誇り。その技と心を、これからも次世代へ受け継いでいきます。
適材適所の素材選定。

わたしたちがもうひとつ大切にしているのが、「適材適所」の考え方と、細部への工夫です。
素材の選定では、単に高価なものを選ぶのではなく、その場所・役割に本当にふさわしいものを選びます。
大切なのは、「家づくりの本質」にこそ手間をかけること。 削ってはいけない部分、手を抜けない部分があります。
たとえば、材料のグレードを少し抑えつつも、職人の技で木枠の組み方を工夫し、美しく見せる。 素材ではなく手間をかけることで、質を保ちながらコストを抑える。 そうした工夫を積み重ねながら、わたしたちは一棟一棟、心を込めてつくっています。
「価値」を理解していただくために。

わたしたちが手間暇を惜しまず、自然素材や伝統技術にこだわり、自然の力を活かす設計を行うのは、その家で営まれる「暮らしそのものの豊かさ」を実現するためです。
価格だけを見れば安くないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、その価格には、熟練した職人の手仕事、自然と共に快適に暮らすための設計の知恵、そして何よりも、その家で育まれる豊かな暮らしという「価値」が詰まっています。
コアー建築工房は、この「価格以上の価値」を提供し続けると共に、家づくりを通じて「本来の豊かさ」とは何かを考え続けていきたいと思います。