いよいよ、和歌山の集合住宅の現場も竣工が近くなっています。
現場は仕上げをする為に、いろんな職人さんが飛び交う中、竣工に向けて着々と出来上がってきました。いままで、造作工事でその形を造り続けていた中に色が入ると、生き生きと、いろんな表情を持ちその空間を形成します。そして人が住む家となってゆくのです。
いまでは集合住宅は、ひとつのパターンがありそのパターン化された住まいの集まりが一つとなることが多いのですが、ここでは、全戸違う間取りで色も同じではありません。
では、少し昔のアパートだったらどうだろう?と考えたときに、私の印象が強いのは同潤会アパートです。何度か足を運び、その一つ一つの住戸をみて廻ったのを思い出します。そこには生活感があり何か懐かしい雰囲気を醸し出すものがありました。こんなところに、いろんな人と一緒に住んだら楽しいだろーなー、とわくわくしました。
しかしそんな同潤会アパートもいまでは、取り壊され存在しません。では、なぜその建築が生き生きとしていたのか、と考えると、いろんな要素の一つには、そこにはものを大切にする心があったと考えます。住戸を廻ったときにキッチンや洗面のモザイクタイルが、割れているところがありましたが、きれいに清掃され使っている人の愛着が感じられました。
本当の豊かさとはなにか?
ものがあることが豊かさではなく、ひとの心の中に、それが存在するように感じます。日々、そんな豊かさに自分が気づけたら、と思います。
また、私の好きだった同潤会アパートは、私の記憶の中によみがえります。そこに立て替えられた、現代を象徴するようなブランドショップを見るたびに。
なお、この和歌山の集合住宅では見学会を行ないます。
日程は9月13日土曜日 です。
詳細は技術管理部 西までお問い合わせください。
よろしくお願い致します。
(西)



















